人材紹介会社の上手な利用法

【1】人材紹介会社を利用するときの心得
紹介会社の仕組みを知ろう
登録する前にとる行動
そして、もっとも大切なことは・・・
【2】コンサルタントの見極め方と対応の仕方
基礎編
アドバンス編
■■よくあるご質問

最近では、転職活動する際に人材紹介会社を利用する人が増えてきました。
便利ですよね。登録しておくと、向こうから求人がやってくる! でも、その一方でこんな声も 聞こえてきます。

「登録したのに、全然求人の紹介がない!」
「面接に行ってみたら、話が全然違っていた!」
「紹介会社の面談の際に、お説教ばかり聞かされてしまった・・・。」

こんな経験をお持ちの方も多いでしょう。残念ながら、よくある話なのです。
人材紹介会社の歴史は、せいぜい20年くらい。注目されたのはこの10年くらいですので、まだまだ発展途上のサービスと言っていいでしょう。ですからとんでもないコンサルタントもたくさんいます。
じゃ、人材紹介会社なんて使わないほうがいいの? いえいえ、上手に利用すれば、とても便利なシステムです。
これから転職する方法の一つとして、人材紹介会社の賢い利用方法を伝授いたしましょう!

★注) このページは、関東首都圏で仕事をお探しの女性に向けて書いております。したがって、関東首都圏以外で仕事をお探しの方には若干不適切なアドバイスもあるかと思いますが、どうかご了承くださいませ。

【 1 】人材紹介会社を利用するときの心得

A.まず、仕組みを知ろう! 鉄則1人材紹介会社が行っているサービスはビジネスであることを知るべし

人材紹介会社(以下、紹介会社)が行っているサービスは慈善事業ではありません。

あくまでもビジネスです。

一般的には、企業に人材(「候補者」と呼ばれています)を紹介し、内定し、入社して初めて
企業から紹介・コンサルティング手数料が支払われるシステムです。
通常、入社する人の年収の30%が手数料として支払われます。
紹介会社はこの手数料で経営しています。紹介された人が企業に入社しない限り、入金はありません。
ですから、紹介しやすい人から企業に紹介していきたいと考えるのは当然のことなのです。
残念ながら、困っている人や必死でがんばっている人に対し、一生懸命求人を探してくれるサービスではないことを
認識しましょう。

B.登録を考えたら… 鉄則2むやみに登録する前に、まず評判をさぐれ!

転職を考えたとき、やみくもに紹介会社に登録をする人がいますが、とても危険な行動です。
なぜか、と言うと・・・、

  1. いろんなコンサルタントから、いろんなことを言われて混乱してしまう結果となる可能性がある。
  2. いろんな案件が舞い込んで、収拾がつかなくなり、無責任な行動をとって信頼を失う可能性がある。

残念ながら、今までこんな人にたくさんお会いしました。
では、どうしたらよいのでしょう??

次のことをお勧めします。
【こうしてみよう!-紹介会社に登録する際にやること!-】

  1. 最近転職した友人を探し、どうやって転職したかを聞きまくる!
    (その際に、できるだけ同じような仕事をしている人であることがベター)
  2. 特に、利用した紹介会社情報を聞き、対応がよかったコンサルタント情報を集める。
  3. 一度にたくさん登録せずに、まずは大手に1社、中小に1社か2社登録してみて、反応をみる。

その際に、大手はほとんど不可能ですが、中小の場合はコンサルタントを指名して登録しましょう。
コンサルタントも人間です。指名されると嬉しいので、より丁寧に対応 してくれます。
また、エントリーだけでなく、できるだけ面談を求めてみましょう。
そして、面談でコンサルタントの力量を見極めましょう(【2】参照)。

C.最も大切な心得。それは… 鉄則3紹介会社、及びコンサルタントは頼るべからず!

何度も言いますが、紹介会社が行っているサービスはビジネスです。
もちろん中には採算性を度外視してまで登録者にプラスになるようなコンサルティングをしてくれるコンサルタントもいます。でも残念ながら、そう多くはありません。
メリットばかりを説いて、その求人に隠れている問題点をまったく話してくれないコンサルタントもたくさんいるのです。
入社してから「こんなはずでは・・・」と思ってももう遅い!自己防衛をしなければいけないのです。
ですから声を大にして言います!「サービスを頼ってはいけません!」

これは、人材紹介だけではなく、どんなサービスにも言えることです。
私が行っている「転職活動★伴走プログラム」のクライアントにもお話しています。
「私を頼らないでね!」と。頼るのではなく、上手に利用して欲しいのです。
転職回数のとても多い方に一つ一つ理由を伺っていくと、「コンサルタントから説得されて・・・」と いう言葉が出てくるときが多々あります。自分の人生ですもの、自分で決めなければいけないの です。説得されたから入社するのではなく、自分できちんと考えて、判断して、転職するのが良いかどうか、自分で決定しましょう。
しっかり自分で意思を決めて転職した人は、例え転職先の会社でトラブルがあっても、それを早く乗り越える傾向にあります。一方、他者から勧められて、自分であまり考えずに入社した人は、結局被害者意識が強く、後悔ばかりしてしまい、なかなか乗り越えられません。
他者にコントロールされるのではなく、あなたが自分を、そしてコンサルタントを上手にコントロールしてください。

【 2 】コンサルタントの見極め方と対応の仕方

コンサルタントの情報収集ができなかった場合、一般的な評判で紹介会社に登録しなければなりません。
その際に、あなたを担当するコンサルタントが信頼してよい人かどうか、以下のことをチェックしてみましょう。
忘れてはいけません、同じ紹介会社でも、コンサルタントのレベルはまちまちです!

基礎編
  1. きちんと相手の目を見て会話ができているか。
  2. あなたの話をきちんと聴こうとしているか(自分の話ばかりしていないか)。
  3. 話をしていく中で、あなたの良いところ(スキル・経験面、性格面ともに)を把握しているか、
    把握しようとしているか。
  4. 個人的な、あるいは個人が特定できるような噂話をしないか。

(ex. M社には○○さんという知り合いがいる、M社の○○営業の課長は私が転職させました、などなど。こういった場合は口が軽い証拠です。お付き合いしない方が良いでしょう。 信じられないかもしれませんが、よくあるケースです。)
あなたの担当コンサルタントが上記の項目に該当する場合は、残念ながらお薦めできません。
お付き合いしない方が良いでしょう。求人情報を提供してくれたとしても、その後トラブルになる可能性が大きいのです。
あまり態度が悪いようなときは、翌日にでも登録抹消を依頼した方がよいでしょう。
「転職するのをやめました」という理由が最も当たり障りがありません。

次はアドバンス編!

アドバンス編
  1. 具体的な企業の紹介をする際に、その会社の詳細、特に現状と方向性の説明ができているか。
  2. 紹介するポジションを取り巻く環境、採用の背景(欠員補充or新規採用?)の説明ができるか。
  3. あなたにとって、その求人のメリット、デメリットが説明できるか。

以上、これがすべてできるコンサルタントは8割がた、とても信頼できる人です!
後の2割は何か?それはあなたに代わって企業と交渉できる人であるかどうかです。
面談が進む中で、年収や入社日など、企業と交渉しなければならないことが多々出てきます。
その時に、きちんとあなたの希望を先方に伝えられるかどうか、これは人柄が良いだけではできないことなのです。
コンサルタントも営業ですから、当たり前のことですね!
既に書いたとおり、基礎編ができていないコンサルタントとはお付き合いしない方がベターです。
アドバンス編に関しては、もしできていないコンサルタントであっても、あなたが望むような 求人を紹介してくれるようであればお付き合いをする価値があります。ただし、求人内容に関しては自分で面接時に確認をすることが必須になります。
基本的には、自分の人生を左右することですから、コンサルタントが詳細を教えてくれたとしても再度自分で確認することが必要です。
どうですか?既に紹介会社に登録している方、あなたの担当者は優秀なコンサルタントと言えますか?

紹介会社もコンサルタントも、頼るのではなく上手に利用して、「してよかった!」と思える転職をしましょうね!

★★これから長い人生、何度か転職を意識することがあるかもしれません。
その都度あなたにとって優秀なコンサルタントを探すのはとても大変なことです。
できれば長い目でお付き合いできるコンサルタントを確保しておくことはとても大切なこと。

■よくある質問

Q.「人材紹介会社ってたくさんあって、どこに登録していいかわかりません。

A.

どの紹介会社が良いのか、それはその人の希望によって違います。

また、コンサルタントとの相性も大きな問題となります。

でも、まずは人材紹介会社の大まかな特徴を知っておきましょう!

大手の特徴

なんと言っても求人の情報数が多い!
しかしその一方で、システムに頼っている傾向が強いので、登録者一人一人のエントリー内容を判断できていない。
希望にあう求人が実際にあっても、エントリーの仕方次第でNGになってしまう可能性がある。
ちなみに、転職回数が少なく、わかりやすい履歴書の人には有利だが、転職回数が多い人には不利な傾向あり。

中小の特徴

情報量は少ないが、丁寧な対応をしてくれる場合が多い。
ただし、あくまでもコンサルタント次第!同じ会社でもコンサルタントによって対応はまったく違うので、要注意!
中小の場合は、業界による専門分野が分かれていることが多いのも特徴。まずあなたが行きたい業界、職種を専門としている紹介会社をネットで調べてみましょう。

■知っていたほうが良いこと

その人のキャリアや希望にもよりますが、30歳以上の人が大手紹介会社に登録した場合、すぐに「あなたのご希望にあう求人は現在ありません」と言うメールが返信されてくることが多々あります・・・。
でも、どうかがっかりしないで下さい。それはあなたのせいではないことが多いのです。
大手に限らず、最近ではほとんどの紹介会社がPCでキーワードによるエントリーを行っています。
これではあなたの積極性やコミュニケーション力がどんなに優れていても、コンサルタントにはなかなか伝わりません。
単純に経験と希望を判断することしかできないのです。これがシステムの限界。
ですから、どうかがっかりしないで前を向いて前進してくださいね。

転職活動★伴走プログラム」では紹介会社のコンサルタントとから上手に情報を聞きだすにはどうしたらよいか、
またそれが無理な場合の企業とのやり取りの仕方もアドバイスしています。
できるだけサイトで公開したいのですが、ケースによってアドバイスがまったく違ってきてしまうので公開できません…。
必要な場合は、まず個別相談をお申し込みくださいね!

■お勧めしたいこと

人材紹介会社に登録する前に、キャリア・カウンセリングを受けることをお勧めします。
人材紹介会社の面談は、企業の一次面接だと思ってください。その面談次第で、企業への紹介できるのか
できないのか。どこの企業に紹介するのかが決まってくると言っても過言ではありません。

あなたがこれからどう生きたいのか、どんな仕事をしたいのか。
アピールできることはなんなのか・・・この辺りをきちんと説明できるようになってから、
人材紹介会社のコンサルタントにお会いするのが得策です。

でも、こういうことってなかなか一人で考えるのは難しいですよね。
なので、ぜひ事前にキャリア・カウンセリングで整理をしておくことをお勧めします。

人材紹介会社の上手な利用法 転職コンサルタントのひとりごと きれい生活研究所にてコラムを書いています! Twitterフォローミー!@KaoriNishikido facebook錦戸かおり
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